ろじぇのにっき

積みゲー消化録・BLUE REFLECTION 感想編

※若干のネタバレを含むので注意※

 

積みゲーを消化するという名目で始めたゲーム、BLUE REFLECTIONをエンディングまでプレイしました。

 

 

最後まで遊んだ上で、色々と語りたいことというかこのゲームのレビューのようなものをしてみようと思います。

2017年発売のゲームを2020年にレビューすることに何の意味があんのよっていう話になると返す言葉もないんですが、興味がある方はお付き合いください。

 

始めに

今回遊んだのはVita版です。グラフィックの良し悪しに関してはPS4版やPC版の方が優れているのは明白なのであまり触れません。

ただ、Vita版に関してもグラフィックが特別酷いわけではないように感じました。まぁ私がゲームのグラフィックをほとんど重視しない傾向にある人間なんで最終的には好みの範疇です。

 

良かったところ

 

まず、最大の評価点はシナリオ。やや暗い背景ながらも登場人物達が和気藹々とし、これといった説明不足や矛盾、放置された伏線などもなく良質なまとまり。

終盤に向かうにつれてとにかく良いシーンが連発され、エンディングは切なさがありながらも感動する、爽やかなものでした。2017年というとシナリオを度外視したゲーム性重視の作品がたくさん溢れていた時期だと思いますが(それが良くないことっていうわけではなく)、今作はその中にあって一際輝く存在だったのではないかと思います。

 

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シナリオに関連して、キャラクターも魅力的。主人公の日菜子は他のキャラクター達と比較すると地味な印象ですが、そもそも彼女が中心にシナリオが回ってるので空気にはならず、その地味さが他のキャラクターの濃さを際立たせるものになっています。

サブキャラクターは交流を重ねていくにつれて魅力が増していき、極端な話が魅力の無いキャラなんて一人もいないレベルです。まさに噛めば噛むほど味が出るタイプ。

好みが大きく分かれると思われるキャラとしてはライムと麻央が挙げられますが、決して魅力がないわけではないです。

 

音楽もかなり良いです。メインテーマはもちろん、通常戦闘曲を筆頭に透き通ったような印象のピアノサウンドが目白押しです。ゲーム中での曲の使われ方もかなり凝っておりますが、単体で見ても音楽として素晴らしいものばかりです。

BGMばかりに気を取られがちなんですが、環境音も素晴らしく学校では生徒達の声が響いてきたりコモンでは背景に応じた自然の音が鳴り続けるなど臨場感の助長に一役買っています。

こんな感じでサウンド面は素晴らしいの一言に尽きるんですが、どうやらこのゲームはサントラがゲームのプレミアムボックス限定品らしくサントラ単体では販売されていないようです。悔しすぎる。

 

悪かったところ

どうまとめたものか悩みましたが、見方によっては良い部分になりそうなこともこっちに書きました。そういうのはあくまで良くない側面の方が目立つっていう感じです。

 

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まず、戦闘難易度の低さはどうしても気になりました。私のプレイ記事を読んでいただけると察せるかもしれませんが、後半に進むにつれて戦闘は簡単になります。

雑魚戦は攻撃力バフかけてからの全体攻撃で全部終わる、戦闘後にHPMPが全快する、フィールドアタックに成功すれば開幕からオーバードライブできるといった要素のせいで負ける要素がなく、基本的には作業です。一応、このゲームは敵から経験値を稼いでキャラを育成するゲームではないので避けようと思えば避けられるのは救いではあります。RPGとしてそれはいかがなものかって感じはしますけど。

原種戦もあまり難しくないです。戦闘開始直後は敵のステータスの高さで出鼻を挫かれがちですが、部位破壊してしまえば敵が弱体化することや通常戦闘と違ってサポーターの恩恵を享受できることもあって多少戦術を考えるだけで軽々と突破できてしまいます。苦戦したのは8章とラスボスくらいです。

 

難易度をハードにし、レベル上げは進行に必須となる分のみでドーピングアイテムは単発・永続共に使わずに進めましたがそれでもなおこの低難易度っぷりでした。プレイ記事中はあまり言及していませんでしたが、2回以上のオーバードライブや時間操作も一度使ってから『あ、これヤベェな』と思って意図して封印してましたので、おそらく今挙げたものに加えてフラグメントの装着やガード・リカバリーといったコマンド全部を封印してようやく手応えが出てくるんじゃないでしょうか。

ただ、フラグメントによるスキルの拡張というシステム自体は色々考えられる要素であり、ノックバック技を活かして行動順を組み立てて戦略を練ったりといったこと自体は楽しいです。低難易度っていうのは裏を返せばゲームにあまり触れない人であってもシナリオを最後まで楽しめるとも言えますので、一概に悪いとは言えないかもしれません。やや強引な擁護ではありますが

 

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シナリオに関して。散々褒めちぎっておいて言うのもアレですが、序盤は好みが分かれると思います。

というのも、序盤から中盤は基本的に新しい仲間に会ってはコモンに入っての繰り返しなのでやや増長感があります。最終盤に仲間になる有理や麻央でようやくセオリーから外れ始めるのですが、それ以外だと圭がやや例外感があるくらいで同じことの繰り返しのように感じるかもしれません。

 

サブキャラクターの魅力についても触れましたが、そもそもメインシナリオに大きく食い込んでくるのは早苗、更紗、亜子、有理、麻央くらいでありそれらのキャラクターにしてもサブシナリオをこなさないと本来の魅力が見えないことがあります。特に麻央はサブシナリオをこなさないとただの性格悪い女でしかなく、最終決戦直前のイベントも白けてしまいます。

また、初登場以降はサブシナリオじゃないとほとんど顔を出さないキャラも多く、先述した五人以外は基本的には空気です。しほりはサブシナリオで大暴れしたので印象に残りましたが、他はそういったこともありません。

 

他に細かい点としては、カメラワークがやや不便でした。別にキャラのパンツが見たいとかそういうわけではないのですが学校内だとカメラは完全固定ですしコモンでも地形によっては上下のカメラに大きな制限がかかってしまうのでやや不便です。

一応擁護しておくと、キャラのパンツはチラのみならずモロのシーンも多いので上級パンツァーの方でもそこそこ満足はできると思います。擁護なのかなこれって

 

 

まとめ

全体的にあっさりしたまとめ方になって具体性のかけらもないですが、一言で言えば『戦闘難易度以外はほぼ完璧なゲーム』という評価がしっくりくる気がします。

なので、それらが一切関係なくなるアニメや映画といったメディアに進出する、もしくは高難易度モードを追加したリマスター版が発売されるといったことがされれば間違いなく化ける作品です。

無いものねだりは意味がないのでこのゲーム自体に評価を下しますが、シナリオを重視する人は遊んでみて損はしないはず。私のプレイ記事を読んでシナリオの全容を知ってしまった場合でも実際に遊んでみれば間違いなく感動が味わえるので、そういうものを求めている方は是非。

 

余談的なもの

DLCがめちゃくちゃ高くてびっくりしました。

キャラの衣装が大半だったんですけど、このゲームってサブキャラはそこまで出張る感じでもないしメインの三人は戦闘になればリフレクターに変身しちゃうので衣装着たまま戦うことができないっぽいんですよね。*1

 

あと、クリアデータ読み込んだら2週目が始まったんですけどアイテムとかフラグメントの所持状況が引き継げないっぽいです。というより、始めてみたものの何を引き継いでるのかすら分かりませんでした。アイテムの中に成長リセットをかけるアイテムがあったので、せめてアイテムだけでも引き継げたら縛りプレイ的なものをやろうと思ったんですが…。

 

 

公式サイトに推しメン人気投票なるページがありました。トップ3が日菜子ライムユズなのはまぁメインキャラだしねっていうことで全然納得できるので除外するとして、サブキャラクターの順位がなかなか興味深いです。

トップが有理なのはシナリオ中の諸々やビジュアル、声優パワーなども鑑みると納得なんですが、それに次ぐのが史緒なのが驚きです。サブシナリオも含めて結構地味な立ち位置なんですが、やはり初登場時のインパクト故でしょうか。

圭、麻央、香織辺りは早い話が男ウケはあまりしなさそうなのでこのゲームとメイン層を考えると順位が低いのはなんとなく分かります。逆にその考えでいくと千紘なんかはもっと上の順位でもおかしくない気がするんですが、世間のキャラ人気っていうのはなかなか読めないもんですね。

*1:公式サイトに制服で活動する際の衣装が変わるっていう注意書きがありました